不育症 習慣性流産について

不育症について、実に様々な原因があります。

 

血液の凝固系の異常であったり、免疫系の異常であったり、遺伝子的な問題もあり、専門医での検査の項目は大変多いですが、はっきりとした原因をしてくされた方は大変少なく、 それでも数カ月鍼灸を続けてから妊娠されると、無事に出産される方は多いです。

 

当院で扱ったなかでは、それまで受けた検査などの結果の割合は下記となっています。

●遺伝的(偶発的・妻・夫)に以上があったと判明していたもの 

●子宮の形態的異常によるもの 不明(不明なだけで、結構多い?)

●甲状腺機能異常(特にTSH2.5以上) 多数

●血液凝固 第12因子異常 ほんの数人

(プロテインS,C活性とも、ほんの数人

●抗リン脂質血症 ほんの数人

(LAC(蛇毒)、抗PE抗体、抗カルジオリピン抗体IgG・IgM、抗PE抗体・IgG、など一連の抗リン脂質抗体として)

 

●NK細胞活性 ほんの数人

 

●大多数の方は、流産を繰り返す現象で、はっきりとした原因が特定されていない方たちばかりです。

 

 

 

当院での治療のすすめ方

冷えやストレスの状態を改善するために、鍼灸とレーザーを併用します。

 

自宅では、自宅灸を行っていただきます。ツボはその時の状況で適切に処方いたします。

 

治療頻度は1週以内に1回として、1週以上は間隔を開けないようにします。

 

治療開始後、3か月間は妊娠しないように気を付けていただきながら、普通に夫婦生活を持っていただきます。

 

奥様の体内に精子が入るという現象は非常に大切ですので、回数は多い方が良いです。ただし流産しやすい体質の改善に最低3カ月はかかるようですので、その間は、妊娠しやすい=受精しやすい時期はお控えください

 

なお、妊娠後に心拍が正常に確認されながら進行流産を繰り返す場合は、非常に難しい場合があります。

診察時にいろいろお話し、十分納得の上、治療開始の判断をお願いいたします。