妊娠中の鍼灸治療 つわり、腰痛・神経痛、

●つわりについて

妊娠初期から中期くらいまでは空腹時、満腹時などに『つわり』が起きる方も多く、妊婦さんによっては大変辛いものとなります。

一般的に『つわり』は、胎児の栄養が絨毛組織から次第に胎盤に移り発育してくる頃に重なって起きてきます。

また双子などの場合は普通の妊娠に比べてつわりは強いようです。高齢妊娠の場合も症状は強くなるようです。

 

妊娠中は食事のバランスも気になりますが、このようなときはあまり気にしないで食べたいものだけを食べるようにした方がよいでしょう。

症状が空腹時や食事後に限られているような場合は、食間時の散歩などの軽い運動もよいでしょう。

あまりにもひどいときには、受診されている産婦人科の先生にご相談してみてください。

 

吐き気、嘔吐などの胃腸症状、だるさなどの全身症状には、 鍼灸治療はとても良い効果があります。

 

当院の治療によって流産することはありませんが、切迫流産などで主治医に安静を指示されているような場合は、通院が刺激になるためお引き受けできません。
 多くの場合は、5回程度の治療で大きく改善します。


治療の頻度は症状が落ち着くまでは、週に1~2回程度の治療をおすすめいたします。

 

 

腰痛、神経痛など

妊娠してから中期の20週を迎えるころから、お腹は大きく突き出て、それにしたがって腰椎は強く反り返るようになります。

骨盤も出産前の早期から歪み出すので、妊婦さんで腰痛を訴える方はとても多いです。

 

鍼灸治療は薬も使いませんし、とても安全な治療です。

当院ではほぼ毎日、妊婦さんが様々な症状を訴えて来院します。

 

腰痛の場合、程度にもよりますが週に1回くらい、だいたい三回くらいで改善しているようです。

 

 

 

肩の凝り、首の凝り、頭痛

妊娠中のマイナートラブルとして、肩こりや首のこり、頭痛なども多いようです。

当院の鍼灸治療は、こうした症状にも安全に対応できます。

 

症状によって、週に一回程度の治療を行います。

 

妊娠中の鍼灸治療は、継続していると安産につながるようです。

 

※なお、妊婦さんの治療の際は、治療前・後に経腹エコーやドップラー心音計で、胎児の状態を確認しながら治療いたします。