鍼灸治療は服用の心配がなく、自然治癒力を向上させることによって疾病を 改善させるなど、非常に体に優しい反面、万能ではありません。
たとえばガンなど、緊急に外科的な処置が必要な病気に対し「自然治癒を強くして、切らずに治す」ということは非常識です。また灸を行うことによって白血球の貪食作用が高まりますが、これによって急性の致命的な感染症に対応するというのも無理があります。
鍼灸治療は大ざっぱに言うと生命にかかわらない慢性病に対し、副作用の心配もなく安心して長期的に治療を継続できるという点がメリットであると言えます。
西洋医学で確実な治療法が確立されているような病気の場合は、 たとえ手術などを選択せざるを得ない場合でも、西洋医学的な治療を受けたほうがよいと言えるでしょう。
その場合でも、鍼灸治療は病気の体の回復に役立つことも多く、西洋医学と併用することで良い効果が生まれる場合が多いようです。