鍼灸治療の効果のエビデンス(根拠) 3

浜松医科大学の永田勝太郎先生の話より(平成15年10月27日追記)

これは、仙台市で開催された第37回東北鍼灸学会の大会二日目の特別講演での、講師の永田先生の話を書いたものです。

アフリカの砂漠なんかでシマウマとかが赤ちゃんを生むと、後産とかで出てきた胎盤とかを親はすぐ食べちゃうとか。
胎盤とかは血の臭いがするから、ライオンとかが寄ってきて非常に危険 だから、って言うのもあるんだけど、真の意味ってそうじゃないそうです。

身体的・精神的なストレスが慢性的に持続すると、脳の下垂体からACTH(副腎皮質刺激ホルモン)という物質が分泌され、副腎を刺激する。
すると副腎からストレスホルモンといわれるコルチゾールが出てくる。これらが身体の筋肉も骨も、すべて動員してブドウ糖を作り出させる。
アドレナリンというホルモンもそこに協力して心臓をどきどきさせ、血圧を高め、一方では末梢部分を引き締めていきます。もちろんこれは非常時に対応するための身体の態勢づくりであるのですが、その状態が日常的に続き、闘い続けなければならないとしたら、最後には身体はボロボロになってしまいます。

このストレスによって引き起こされる状態を中和するために、DHEA―Sという物質が体内で産生されるとの話でした。

このときの永田先生の講演では、ストレスによって賛成されたコルチゾールを中和するDHEA―Sは、鍼灸治療によって体内に多く産生されるとのことでした。

このDHEA―Sは、胎盤に非常に多く含まれていて、 コルチゾールを中和するくらいだから強力な滋養を持ってるそうです。

赤ちゃんを産んだばかりの親シマウマは、まず胎盤を食べて失われた活力を養うというおはなし。

余談ながら、人間も赤ちゃんを産むと、子供にへその緒を持たせるでしょう?  あれは生涯に一回の大病を子供が患ったとき、煎じて飲ませる起死回生の薬なんだそうです。
今の時代みたいに、小児医療の進んでいなかった時代は、子供の病気って大変だったんですね。

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